キャンバスに描く画家と、AIの処理を行うノートPC

現代画家と生成AIによる共創プロジェクト

ExpAInter

もしも、AIと絵が描けたら?

AIは完成された作品をぽんと差し出す存在。そんなイメージをExpAInterは覆します。

実際の絵とAIによる絵をプロジェクションマッピングした様子
実際の絵(左)とAIによる絵(右)をプロジェクションマッピングした様子
AIと作品を描く画家・真田将太朗氏
AIと作品を描く画家・真田将太朗氏

Movie

コンセプトムービー

Voice

画家と体験者の声

「『AIが人間に牙を向く-』こんな映画、最近増えていますよね。近年、人工知能は私たちの想像をはるかに超えるスピードで発展し、その危険性が語られています。人間と人工知能には、仕事や能力を奪い合う未来が来てしまうのでしょうか。今回のプロジェクトは、人間と人工知能が一つの芸術作品の完成を志向し、共同で制作するというものです。人工知能と人間、それぞれが得意な分野を発揮しながら互いに刺激しあい、高めあう存在になりうる可能性を、芸術の観点から創造したいと考えています。」
— 真田 将太朗氏
「絵をあまり描かない人にとっては、ゴールが見えない中での道しるべになりました。自分の一筆がこんな完成につながる可能性があるのだと、最初から最後まで楽しく絵が描ける新しい体験でした!」
— 一般の体験者(30代女性)

About

作品について

01

Concept

人とAIの関係を“代替”ではなく“共創”として捉え直し「創造性は完成品ではなく描いている時間にこそ宿る」という考えを、来場者自身の手で体験できるようにしました。

02

How it works

たとえば、あなたが一本の線を描く。すると画像認識がその領域を読み取り、作家の画風を学習したAIが続きを生成します。言葉を交わすのではなく、線や形を通して、人とAIが対話していく。あなたが描き、AIが応える。この往復をくり返すうちに、ひとりでは思いつかなかった構図や筆致が立ち上がり、自分の手の届かなかった一枚へと近づいていきます。

03

Future

この仕組みは、AIが完成物を渡す「ツール」から、思考や試行の流れに寄り添う「創作環境」へと広がる可能性を示しています。勢いよく描く時間も、ためらってためらって進む時間も。その全部を、人とAIの境目を意識することなく、ひとつの作品へと織り上げていく。そんな未来の創作の形が見えてくるかもしれません。

Technology

システム構成

  1. 1. キャンバスを撮像するカメラ
  2. 2. 続きを描くAI
  3. 3. AIが描いた絵をキャンバスにプロジェクションマッピングする仕組み

続きを描くAIは、Latent Diffusion Modelを採用し、真田氏の100枚以上の絵画を学習したものです。そのため、生成される画像は真田氏の画風に近い画像が出力されます。

DEVELOPER'S VIEW真田将太朗氏は、一度キャンバス全体に色を乗せた後も、上から色を重ねます。それによって、絵全体の印象が大きく変わっていきます。しかし、今回学習させたAIは、学習のさせ方によるところも大きいかと思いますが、そのような領域までいけませんでした。この点を改善できれば、より高いレベルで創造性を競い合えるのではないかと思います。

真田将太朗氏の絵画のディテール

Collaborator

真田 将太朗

ARTIST / RESEARCHER

2000年 兵庫県⻄宮市生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科美学専攻4年に在学。風景を極度に抽象化する大型絵画を制作する傍ら、人工知能を用いた絵画創作による美学研究を実践する。これまでの個展に「from」(art brewing gallery -haco/東京/2022)、「ACROSS」(Bumpodo Gallery/東京/2023)など。初個展では、ギャラリー史上最多来場者数を記録。2022年 藝大アートプラザ賞、Art Olympia 2022 入賞、GEIDAI ART FES 2022 選出、ART students STARS vol.1/vol.2 連続選出、寺田倉庫 WHAT CAFE EXHIBITION 選出をはじめ、受賞・選出歴多数。藝祭2021実行委員⻑。「Google Japan × Z世代アーティスト」第1弾アーティスト。JR東日本より指名で、JR⻑野駅に10mの大壁画が半永久的常設展示。

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